竹内結子×波瑠が動かす"文字"の謎——「未解決の女」がじわじわ刺さる理由

未 解決 の 女

竹内結子×波瑠が動かす"文字"の謎——「未解決の女」がじわじわ刺さる理由

そもそも「未解決の女」って何?と思って調べてみた

SNSのタイムラインで「未解決の女」という言葉を見かけて、最初は未解決事件を扱うドキュメンタリーかなと思ってた。全然違った。

正式タイトルは『未解決の女 警視庁文書捜査官』。テレビ朝日系列で2018年から放送されているテレビドラマシリーズで、原作は麻見和史による小説『警視庁文書捜査官』。この原作小説、2015年1月31日にKADOKAWAから書き下ろしで刊行されたシリーズもので、テレビドラマはそれを映像化したものらしい。

「文書捜査官」というワードが独特すぎて、そこからもう興味を持った。

「文書捜査」って何をする人たちなの

刑事ドラマといえば、足で稼ぐ捜査、聞き込み、鑑識……みたいなイメージが強い。でもこのドラマが軸にしているのは「文書」。遺書、脅迫状、手紙、メモ——そういった"書かれたもの"から事件の真相に迫っていくスタイル。

正直、最初は地味に聞こえた。でも考えてみると、文字って怖い。筆跡、言葉の選び方、書いた順序、用紙の種類……そこに人間の感情とか、意図とか、嘘とかが全部にじみ出てくる。そういう視点で事件を解くって、むしろ他のドラマにはない切り口だなと思えてきた。

竹内結子と波瑠、この二人の組み合わせが全て

ドラマ版のキャストが竹内結子と波瑠。この二人のバランスが、視聴者からかなり支持されているポイントらしい。

竹内結子が演じるのは文書捜査のプロフェッショナル的なポジション、波瑠が若手として組む——というコンビ構造。ベテランと若手、直感と論理、みたいな対比が自然に生まれていて、見ていて飽きない。「二人の会話だけで成立するシーンが多い」という感想をよく見かけるけど、それはわかる気がする。

竹内結子さんは2020年に亡くなられているから、このドラマの映像が「今見られる作品」として改めて注目されることもある。そういう文脈で検索が増えているのかもしれない、と個人的には感じている。

2018年スタート、でも今も話題になり続ける理由

2018年放送開始のドラマが、なぜ今もSNSで名前が上がるのか。

ひとつは、シリーズとして複数回制作されていること。一度ハマると続きが見たくなる構造になっている。もうひとつは、「文書捜査」というジャンル自体の希少性。似たドラマがほぼない。だからこそ「あのドラマ、他にないんだよな」という層がじわじわ口コミを広げ続けている感じがする。

原作小説が2015年から続くシリーズであることも大きい。ドラマから入って原作に流れる、原作ファンがドラマを語る、という循環が今も続いているのだと思う。麻見和史という作家を、このドラマで初めて知った人も多いはず。自分もそう。

「地味」と「深い」は紙一重

華やかなアクションも、派手な銃撃戦も、このドラマにはない。でも「文字を読む」という行為の中に、人間の業とか、嘘をつく理由とか、追い詰められた人間の痕跡が詰まっている。それを丁寧に掘り下げていくスタイルが、ドラマに独特の静かな緊張感を生んでいる。

思ってたより、ずっと「人間ドラマ」だった。

未見の人には、とにかく1話だけ見てみてほしい。文書捜査という世界観に馴染むのに時間はかからないと思うし、何より竹内結子と波瑠の掛け合いが、思った以上に引き込まれる。


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