北朝鮮を"一人で動かす男"金正恩、その権力の実態がちょっと怖い
北朝鮮を"一人で動かす男"金正恩、その権力の実態がちょっと怖い
最近また名前を見かけて、改めて調べてみた
ニュースやSNSで「金正恩」の名前を目にすることって、定期的にあるよね。ミサイル発射とか、妹の金与正の動向とか。なんとなく流し見していたんだけど、「そういえばこの人って、そもそも何者なんだっけ?」と思って、ちゃんと調べてみた。
正直、ぼんやりとした印象しかなかった。「北朝鮮のトップ」「ちょっと怖い人」くらいの認識。でも調べ始めたら、思ってたよりずっと複雑で、しかもある意味すごい人物だということがわかってきた。
1984年生まれ、つまりまだ40代
まずここで驚いた。金正恩(キム・ジョンウン)は1984年1月8日生まれ。まだ40代なんだよね。なんか、もっと年配のイメージがあったけど、実際はわりと"若い独裁者"という感じ。
父親は、あの金正日。北朝鮮第2代最高指導者として知られる人物で、金正恩はその三男にあたる。2011年に父・金正日が死去したことで、事実上その地位を継承した。三男が後継者になるというのも、当初はかなり意外だったらしい。長男でも次男でもなく、なぜ三男なのか、という疑問は今でも完全には解明されていないようだ。
肩書きの多さが、権力集中を物語っている
調べていて一番「あ、これはすごい」と感じたのが、保有している役職の数と種類。
朝鮮労働党総書記、国務委員会委員長、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長、朝鮮労働党政治局常務委員、国家武力最高司令官——これ全部、同一人物が兼任している。党内序列は第1位。軍事称号(階級)は共和国元帥。そして2019年4月の社会主義憲法改正によって、国務委員会委員長は「国を代表する」と規定された。つまり憲法上も、名実ともに元首になったということ。
一つの国の、党も軍も国家機構も、すべてが一人に集約されている。これだけの役職を一人で押さえているという状況を見ると、「権力の集中」という言葉の意味がリアルに感じられる。日本で例えるなら、総理大臣・自衛隊の最高司令官・与党トップ・憲法上の元首、全部兼任しているようなイメージ。そう考えると、その異常さがわかりやすい。
2011年からずっと、トップであり続けている
2011年から現在まで、最高指導者の座にある。これが何を意味するかというと、10年以上にわたって北朝鮮という国を、ほぼ一人の判断で動かし続けているということ。その間、核実験を繰り返し、ミサイル開発を加速させ、国際社会との関係は緊張と対話を繰り返してきた。
トランプ前大統領との首脳会談(2018〜2019年)なんかは記憶に新しいけど、あの「歴史的な握手」も、結局は大きな進展なく終わった。交渉の場に出てきたかと思えば、また閉じこもる。この外交の読みにくさも、金正恩という人物の特徴の一つなのかもしれない。
「三代世襲」という異常な体制
祖父・金日成、父・金正日、そして金正恩。三代にわたって同じ一族が国家のトップに君臨し続けているという事実は、現代国家においてほぼ類を見ないと言っていい。
民主主義でも選挙でもなく、血筋によって指導者が決まる。しかもその体制が70年以上続いている。外側から見ると「なぜそれが維持できるのか」という疑問が湧くけど、情報統制・軍の掌握・恐怖政治といった仕組みが組み合わさっているんだろうな、と個人的には感じている。
遠い話のようで、実は近い問題
正直、北朝鮮の話ってどこか「遠い国の話」として流してしまいがちだった。でも日本海を挟んだ向こう側の話で、ミサイルが日本上空を飛び越えたこともある。金正恩という人物の判断一つが、日本の安全保障にも直結している。
調べてみて改めて思ったのは、「知らない」ままでいることのリスク。どんな人物が、どんな権限を持って、どんな体制を動かしているのか——それを少しでも理解しておくことは、ニュースを読む解像度が変わるし、他人事じゃないという感覚につながる気がした。
1984年生まれ。まだこの先、何十年もトップであり続ける可能性がある。その事実が、なんか一番ずっしりくる。
📚 関連書籍・商品
※Amazonアソシエイトリンクを使用しています
コメント
コメントを投稿