ウォール街、「世界の金融の中心」が実は空洞化していた件
ウォール街、「世界の金融の中心」が実は空洞化していた件
正直、名前しか知らなかった
「ウォール街」って聞くと、なんか映画の中の話って感じがしてた。スーツ姿のビジネスマンが忙しそうに歩き回って、株の数字がどこかの画面にリアルタイムで流れてる——そういうイメージ。でも最近ニュースやSNSでちょこちょこ見かけるから、ちゃんと調べてみたら「あれ、思ってたのと全然違う」ってなったので書いておく。
そもそもウォール街ってどこにある?
場所から言うと、アメリカのニューヨーク州ニューヨーク市、マンハッタンの南端部——いわゆるロウアー・マンハッタンにある細いストリートのひとつ。ブロードウェイから東へ、イースト・リバーに向かって下っていく通りらしい。
「街」ってついてるから、もっと広いエリアを想像してたけど、もともとはただの「細い通り」。それが今では通りの周辺区域も含めた、世界の金融センターとして定着している。ニューヨーク証券取引所もここにある。
アメリカの金融業界全体や証券市場を指す「比喩」としても使われるってのも初めてちゃんと知った。「ウォール街が反応した」みたいな使い方、確かによくニュースで見る。
かつては本当に「世界の中心」だった
ウォール街はかつて、シティ・オブ・ロンドンから国際金融市場としての主導権を奪ったとされている。
これ、すごくないか。ロンドンといえば長年「世界の金融の首都」みたいな立ち位置だったはずで、そこからトップを奪ったってことは、ウォール街の影響力が一時期いかに絶大だったかってことだと思う。「アメリカが世界を動かす」という感覚って、金融の世界では本当にそうだったんだなと実感した。
でも今は「本社機能」が続々と移転している
ここが一番「え?」ってなったポイント。
調べてみると、現在では多くの金融機関がウォール街に置いていた本社機能を移転しているらしい。その行き先がまたバラバラで面白い。タックス・ヘイヴン(租税回避地)でもあるマンハッタンのミッドタウン、通信インフラが強いニュージャージー州、そして投資税率が下がって従業員の所得税に転嫁される構造があるとされるコネチカット州ブリッジポート——あのゼネラル・エレクトリックがいる街だ。
つまり「ウォール街」という名前はブランドとして残っているけど、実態としての機能はもうそこにはないケースも多い、ということ。看板だけが残ってる感じ、とでも言えばいいのか。
「象徴」と「実態」がズレていくのって、なんか怖い
これ、ウォール街に限った話じゃないよなと思った。名前やブランドだけが独り歩きして、実際の中身はとっくに移動している——そういう「空洞化」って、世界中のあちこちで起きてるんじゃないかって。
タックス・ヘイヴン絡みの話が出てきた時点で、正直ちょっとモヤッとした。金融機関が税負担を避けるために拠点を動かして、その影響がどこかの従業員の所得税に転嫁されているかもしれないという構造。「賢いビジネス判断」と言われたらそれまでだけど、なんかすっきりはしない。
ウォール街を調べ始めたのは軽い気持ちだったのに、気づいたら租税回避とか金融の地理的移動とか、思ったより深いところに足を踏み入れていた。こういう「調べ始めたら止まらなくなる」やつ、定期的にある。
「ウォール街」という言葉を聞いたとき、もう以前とは違う目で見ると思う
単純に「アメリカの金融の中心地」という理解で止めていたけど、その実態は変化し続けていて、象徴としての名前だけが先行している部分もある。歴史的にはロンドンから主導権を奪うほどの力があったのに、今はその機能が分散・移転しているという現実。
世界経済って、思ってたより「今どこで動いているか」が常に変わり続けているんだなと感じた。ウォール街の話のはずが、結局は「中心ってどこにあるのか」という問いに行き着いた気がしている。
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