メッツの新エース・千賀滉大、その規格外すぎる軌跡に震えた話
メッツの新エース・千賀滉大、その規格外すぎる軌跡に震えた話
SNSで名前を見かけて、思わず調べてしまった
正直、最初は「千賀滉大ってそんなにすごいの?」くらいの温度感だった。野球はなんとなく見るけど、詳しいわけじゃない。でもタイムラインに流れてくる熱量がただごとじゃなくて、気づいたら深夜に調べまくってた。
で、知れば知るほど「え、この人の経歴、ちょっとおかしくない?」ってなった。
愛知・蒲郡出身、1993年1月30日生まれ
千賀滉大(せんが こうだい)は愛知県蒲郡市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打で、現在はMLBのニューヨーク・メッツに所属している。生年月日は1993年1月30日。今年でもう32歳になる。
蒲郡市、って聞いてピンとくる人がどれだけいるだろう。愛知県の東三河地方にある市で、リゾートや温泉で知られる場所らしい。そこからメジャーリーグのニューヨーク・メッツへ。ちょっと待って、その飛躍の幅が想像できない。
「育成」出身という事実が、すべてをひっくり返す
調べていて一番驚いたのが、千賀滉大はソフトバンクホークスに「育成選手」として入団したという経歴だ。育成選手というのは、簡単にいうと支配下登録選手より下の立場で、年俸も低く、実力が認められなければそのまま消えていく存在。プロ野球の世界では珍しくない話だけど、そこから這い上がってメジャーのエースになった選手って、一体何人いるんだろう。
普通に高校や大学でドラフト上位指名されてプロ入りする選手とはスタート地点がまったく違う。そのスタートラインから、ニューヨーク・メッツのエースへ。この事実だけで、もうドラマとしての密度が違いすぎる。
「おばけフォーク」という異名の意味
千賀滉大の代名詞といえば、フォークボール。「おばけフォーク」と呼ばれるそれは、打者の手元で信じられないほど鋭く落ちる変化球で、日本のプロ野球時代から打者を次々と翻弄してきた。
野球に詳しくない自分でも、投球動画を見たら思わず声が出た。「え、あれ打てる人いるの?」ってレベル。腕の振りが真っすぐで、フォークとの見分けがほとんどつかないまま手元でストンと落ちる。打者が振り遅れるというより、「もうどうしようもない」って感じで空振りしてる。あれは確かに"おばけ"だ。
メッツという舞台の重さ
ニューヨーク・メッツ、というチームがどれだけの規模感かを改めて考えると、やっぱりすごい場所だなと思う。ニューヨークという世界最高峰の都市で、ヤンキースと並んで存在感を放つチーム。注目度も、プレッシャーも、日本のプロ野球とは桁が違う。
そこに、愛知の蒲郡から出てきた育成出身の右腕がいる。
なんかもう、それだけで映画じゃないか、って思ってしまう。
怪我という影もある
ただ、調べていくうちに明るい話ばかりじゃないこともわかった。メジャー移籍後、怪我による離脱も経験している千賀。登板数が制限された時期もあって、ファンとしては気が気じゃない状況が続いているらしい。
思ってたより、メジャーの世界って体への負担が大きいんだな、と。登板間隔とか球数制限とか、日本とはまた違う管理の仕方があって、それでも体が悲鳴を上げることがある。あれだけの投球をシーズン通してやり続けることの凄まじさを、怪我のニュースを通じて逆に感じてしまった。
蒲郡の空の下で何を見ていたんだろう
個人的にずっと気になってるのは、千賀滉大が育成選手として入団した頃のこと。注目されるわけでもなく、いつクビになるかわからない立場で、それでも投げ続けた時間。蒲郡で野球をはじめた少年が、どんな景色を見ながらここまで来たのか。
インタビューとかを読むと、決してエリートコースじゃなかったからこそ、自分の武器を磨くことに必死だったんだろうな、という雰囲気が伝わってくる。おばけフォークは、その必死さが生んだ球なのかもしれない。
なんとなく調べ始めた深夜に、気づいたらすごく胸を打たれていた。千賀滉大、というひとりの投手の話が、思ってたより何倍も濃くて、重くて、面白かった。今シーズンの登板、ちゃんと追いかけてみようと思ってる。
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